敏感性乾燥肌の人はセラミドを重視しよう！
敏感性乾燥肌を改善したい人は、スキンケアの方法を慎重に検討しなければなりません。
そこでポイントになるのは、保湿に役立つ成分が十分に含まれていることです。
様々な成分が存在しますが、そのなかでも特に重要なのはセラミドです。
これは人間の体内に存在するものであり、細胞の間を埋める役割を果たしています。
そう言われると水分が肌の奥に浸透することを妨げると思う人もいるでしょうが、逆に体内から出ていこうとする水分を抑止する働きがあります。
保湿というと水分を与えることばかりに注目しがちですが、出ていく分を減らすことも大きなポイントになります。
それにうってつけな成分がセラミドですが、高価なので配合されていないスキンケアグッズも少なくありません。
配合されていても量がわずかなケースもあるため、パッケージをよくチェックしてから購入しましょう。
セラミドの種類は大きく4つに分けられる！
一口にセラミドと言っても、その種類はヒト型・動物性・植物性・疑似の4つに分けられます。
ヒト型は、文字通り人間の体内にあるセラミドと近い構造を持っているタイプです。
主に酵母から作られており、保湿力や浸透力が高いという特徴がありますが、価格が高いというデメリットがあります。
動物性は、牛や馬などの動物から抽出されたタイプです。
成分表示にはセレブロシドやウマスフィンゴ脂質などと記載されており、人間のセラミドと構造が似ているので保湿力や浸透力が高いものの、こちらも価格は高めです。
植物性は、米・大豆・トウモロコシなどの植物から抽出されたタイプです。
成分表示名はグルコシルセラミドやコメヌカスフィンゴ糖物質などで、植物由来なので肌に優しく価格も安めですが、浸透力はヒト型や動物性と比べると劣ります。
疑似は、石油から合成されたタイプで、成分表示にはセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどと記載されています。
大量生産が可能なので安価に入手できますが、浸透力は低めです。